鎌倉殿と悲劇の一族 源氏の残酷な黒歴史

 

タイトル
鎌倉殿と悲劇の一族 源氏の残酷な黒歴史

著者名
水野拓昌,MBビジネス研究班

発売日
2022/10/14

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概要

【書籍説明】

「鎌倉殿」源頼朝は宿敵・平家を滅ぼし、鎌倉幕府を創設した勝利者だし、
歴史的にも武士の政権を確立した成功者として捉えられている。

だが、その血統は悲劇の中で断絶した。

頼朝の兄弟や近い親族も大半は戦乱や政治的暗闘の中で散った。

その悲劇ばかりの物語がこの一族の実態でもある。

『平家物語』をはじめ、『保元物語』『平治物語』『義経記』などの物語に書かれ、史実ではないものも含まれているが、
そうした伝承が現代でも持たれているイメージを作り出している。

それらを語る上で、基になる史料は何かと聞かれることもあるので、
特に興味深いエピソードについては書いてある書名、巻、章段などを明示した。

なお、その巻数、章段名は巻末の参考文献に掲げた書籍に準拠してある。

入手しやすい文庫版や図書館などで探しやすい全集などで、実際に確かめてみるのも面白いと思う。

【目次】

第1部 頼朝、義経、範頼 平家は倒したけれど
第1章 源頼朝 13歳の敗走秘話
第2章 生涯ピンチの連続だった頼朝
第3章 幕府を揺るがす頼朝の突然死
第4章 源義経 幼少時代の苦難
第5章 源平合戦の主役から暗転した義経
第6章 源範頼 失言で勝ち組から転落

第2部 頼朝の父と祖父 保元・平治の乱の顛末
第1章 源為義 保元の乱で一家は敵味方に
第2章 源義朝 家臣の裏切りで無念の最期

第3部 頼朝の兄弟姉妹 平家との戦いとその後
第1章 源義平 清盛の首狙った「悪源太」
第2章 源朝長 繊細な美少年のはかなさ
第3章 源義門と希義 頼朝の同母弟
第4章 全成と義円 義経の同母兄
第5章 頼朝の姉妹 義朝敗走劇の中で

第4部 頼朝の令息令嬢 鎌倉政争の渦中で
第1章 千鶴 3歳で惨殺、八重姫との愛息
第2章 源頼家 北条氏に消された2代将軍
第3章 源実朝 暗殺された3代将軍
第4章 大姫 生涯貫いた義高との悲恋
第5章 三幡 入内工作中の怪死
第6章 貞暁 冷遇された側室の子

第5部 頼朝の叔父たち 同族との戦いに敗れて
第1章 源義賢 大蔵合戦で甥・義平に敗退
第2章 志田義広 野木宮合戦で頼朝と対立
第3章 源頼賢ほか 保元の乱でそろって処刑
第4章 源為朝 強弓自慢の鎮西八郎
第5章 源行家 令旨伝達後の迷走
第6章 乙若兄弟 船岡山で刑死した男児4人

 

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