AIに敗れた囲碁界 レジリエンスの様相

 

タイトル
AIに敗れた囲碁界 レジリエンスの様相10分で読めるシリーズ

著者名
大石筍,MBビジネス研究班

発売日
2025/05/02

購入はこちらから

概要

さっと読めるミニ書籍です(文章量13,000文字以上 14,000文字未満(10分で読めるシリーズ))

【書籍説明】
本書は、人工知能(AI)に興味を持つすべての人のために執筆しました。

2002年の頃のこと、未来の技術を予測する雑誌『WIRED』を創刊したケヴィン・ケリーは、検索だけに特化した小さな会社だったグーグルの社内パーティに出席していました。
ケリーがどうして無料のウェブ検索サービスなのかと尋ねると、創業者のラリー・ペイジは、「僕らが本当に作っているのは、AIなんだよ」と答えました。
そしてグーグルはロンドンにあるAI企業のディープマインド社を買ったのです。まさか、その会社が最強の囲碁AIを開発することになろうとは。

筆者は1980年代、ある博識の先輩棋士から、「将来、学習コンピュータというものが開発されて、プロ棋士は勝てないよ」と伺いました。
当時は、「囲碁だけは絶対コンピュータには負けない」と言われていた時代でした。
周知の通り、囲碁は2016年に、世界のトップ棋士がアルファ碁に敗れました。

AIとの向き合い方は、生きる上で、避けては通れない課題です。
囲碁界が直面した現実と、その後の経過を知り、当事者意識を持ってお読みいただければ、大きなヒントになることでしょう。

【目次】
序章(1) 心の準備が間に合わない
序章(2) 世界ランキングトップ棋士が敗れる
第1章 電話回線を使っての遠隔対局の思い出
第2章 天才たちのアプローチ
第3章 一生かけてもプログラミングは不可能?
第4章 学習用としての活用
第5章 モンテカルロ法の出現
第6章 深層学習と強化学習により、ブレークスルーが起きる
第7章 筆者の受けた正直な印象
第8章 「受容」の段階に入った囲碁界
第9章 明らかになる謎と今後の課題
第10章 AIとの共存
第11章 今後の展開 筆者の妄想

【著者紹介】
大石筍(オオイシジュン)

現役生活40年を超えるプロ棋士です。

世界では増加する囲碁人口ですが、日本では減少し続けることに危機感をおぼえ、普及活動に取り組んでいます。

囲碁の文化的な意義や、生活に役立つような知恵を発信するため、大学院情報学プログラムの修士課程を終了し、修士(学術)の資格を得ています。

現役生活を続けると同時に、書籍との融合をはかることを模索するユーチューバーとして動画配信も続け、小学生からシニア世代まで、指導碁を続けています。

今後は、囲碁の素晴らしさを一人でも多くの方たちに伝えるべく、執筆活動や動画配信に力を入れてまいります。

 

購入はこちらから