タイトル
英語学習。リスニング力アップの秘訣。ただがむしゃらに英語の音声を聴いても、聞き取れるようにはならない!10分で読めるシリーズ
著者名
葉月ニナ,MBビジネス研究班
発売日
2015/03/28
概要
10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。
まえがき
英語を使いこなすために必要な要素は、大きく4つに分けられる。1つ目は読む力、リーディングスキル。つまり文章の意図や状況などを読み取るために必要な力である。2つ目は書く力、ライティングスキル。自分の考えや用件を文章にし、相手に使える力である。メールのやり取りや書類のチェックなど、リーディングスキルとライティングスキルはビジネスにも必須の力であり、学校教育でも特に力を入れて教えている。3つ目の要素は聴く力、すなわちリスニングスキル、4つ目は話す力、スピーキングスキルであるが、この2つの要素は、はじめの2つに比べると学校でのサポートが薄く、苦手意識を持っている人が多い。コミュニケーションという観点から考えれば、聴く力と話す力こそ重要なスキルであるのに、英語を「読む・書く」ことができても「話す・聴く」ことができないという悩みを抱えているひとが多いことは、非常にもったいない。
「読む・書く」というアクションが裏表のような関係にあるのと同様に、「聴く・話す」も裏表のアクションである。相手の言っていることを聴き、それを正しく理解することは、コミュニケーションの基本。またいろいろなフレーズや言い回しを聴くことで、自分が話すときにも参考にすることができる。英語を話せるようになりたい!という人の多くはまずしゃべることから始めようとするが、実は「聴く力」をきちんと養っておくことが重要なのである。
コミュニケーションに限らず、試験対策としてリスニング力の強化に苦戦している人も多いだろう。ゆっくりならなんとか聞き取れるが、スピードが上がると全くついていけなくなってしまう。わからない単語が出てくると、その先の話を理解できない。集中して聴いているつもりでも、キーワードを逃してしまう・・・。これらは誰でも一度は経験する悩みであるが、きちんとコツを押さえて対策すれば、克服することができる。なんとなくリスニング対策をしているだけでは、時間がもったいない!
では実際にどんな勉強方法でリスニング対策をしたらよいのだろうか。試験対策にも、コミュニケーション力アップのためにも、さっそく「英語耳」を鍛えていこう。