タイトル
パニック障害の基礎知識。3つの症状、パニック発作、予期不安、広場恐怖を理解しよう。10分で読めるシリーズ
著者名
林田一,MBビジネス研究班
発売日
2015/03/06
概要
10分で読めるミニ書籍です(文章量5000文字程度=紙の書籍の10ページ程度)
10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。
まえがき
皆さんは、パニック障害という病に聞き覚えはあるでしょうか。名前だけ聞くと、昔のホラー映画のように、騒ぎ、いてもたってもいられないような状態で動きだすイメージがありますよね。
その例えは割りと的を射ています。パニックとは不安や恐怖によって気持ちが混乱状態に陥ってしまい、思ってもいないような行動を取ってしまうことです。
パニック障害とは、このパニック状態を主たる症状とした病なのです。
パニック状態に陥ったからといって、身体的には何にも問題がないので、時には仮病や気にしすぎとして処理されてしまいますが、実際に罹患した患者さんを見ていると、外出することがままならなくなるほど深刻な病なのです。
また、パニック発作を起こさなくとも、襲ってくる不安を毎回耐え切っている人もいます。
パニック発作はなった人しかわからないほどの恐怖とも言われています。もしも、周りにパニック障害という病名がついた人がいるのならば、是非この本をとってほしいと思います。
また、自分自身がパニック障害であるという人も是非読んでみて下さい。
この本は、パニック障害を知るための最初の一冊として、この病に必要な基礎知識について書いてあります。
軽症であれば、パニック障害について正しい知識をつけるだけで大分軽快することもあります。
なお、本書に出てくる事例は、専門書をもとに筆者が作り上げたフィクションの事例です。