アルコール依存症の事例でわかる臨床心理学。臨床心理士の治療への関わりや診断方法など業務を知ろう。

 

タイトル
アルコール依存症の事例でわかる臨床心理学。臨床心理士の治療への関わりや診断方法など業務を知ろう。10分で読めるシリーズ

著者名
林田一,MBビジネス研究班

発売日
2015/05/29

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概要

10分で読めるミニ書籍です(文章量6,500文字程度=紙の書籍の13ページ程度)
まえがき
臨床心理士という肩書きで仕事をしているとよく「心理士さんって人の考えていることがわかるんでしょ?」や「お医者さんですか?」ということを聞かれることが少なくありません。しかしながら、臨床心理士だからといって人の心が分かるということはありえませんし、臨床心理士は医師と違い診断も治療もおこなうことはできません。そういう話をすると、「じゃあ一体どういうことをする人なの?」という質問を受けることも少なくありません。臨床心理士は働く領域によってその職務内容も大きく変わるのですが、どの領域でも変わらないことは、日常生活で困っている人に対して臨床心理学的な観点から査定をおこない、臨床心理学的な立場から支援をおこなっていくことです。もっとかみ砕いて言ってしまうと困った人が今よりもう少し楽に生きるお手伝いをするというのが分かりやすいかもしれません。
しかし、そう説明して「なるほど!納得!」と思ってくれる人はむしろ少数派ではないでしょうか。本書では臨床心理士という肩書きの人間がどのようなことをおこなっているのかを事例を通してミクロに理解していただこうという趣旨の元に書かれています。具体的な事例を出して解説をおこないますので臨床心理士のやっていることが良くイメージできると思います。しかしながら、事例を通して説明するということは、全てのケースでそういう解釈をするわけではないということも補足しています。なので、心理士の仕事が「マクロ」ではなく「ミクロ」に分かる本なのです。
著者紹介
林田 一(ハヤシダハジメ)
東京都生まれ。もともとサラリーマンであったが上司や取引先との喧嘩が絶えず三年持たずに一身上の都合で退職する。貯金と失業手当で1年程のニート生活をしていると言いようのない不安に襲われ、心理職への道を志す。大学院時代から縁があって、児童精神科や学校などで働くようになる。卒業し臨床心理士の資格を取得してからは、主に虐待や非行少年少女に対する自立支援など児童福祉分野をメインのフィールドとして活動している。

 

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