タイトル
しゃべらない子どもがおしゃべりな大人になったらしい~場面緘黙と二人三脚で生きるお話~
著者名
nao,MBビジネス研究班
発売日
2020/05/29
概要
さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度)
【書籍説明】
普段あまり耳にすることがないかもしれない「緘黙(かんもく)症」という世界。
皆さんはご存知でしょうか?
大人しくて自己主張がなく、常に無反応に見える人。コミュニケーション能力も言葉の理解も、明るい気持ちも持っています。
ただ、その力を出す手立てに戸惑ってしまう、、、それが緘黙症と言われる世界です。
ほんとは、みんなと同じように話したり笑ったり、喧嘩したりしたいんです。
緘黙症状の背景には「不安」があります。
どんな「不安」が、緘黙にさせるのか。
なぜ緘黙症が生まれるのか。
この本は、経験したからこそ伝えられることはないかと著者は考えて、執筆したものです。
実際に、人とのコミュニケーションに悩んでいる方、そうしたお子さんをお持ちの方には、これからどのように生活したらよいかと悩まれる前にまずはこの本を開いてみてください。
いろんな形で、支えてくれる誰かがいます。
いろんな形で、共に悩んでくれる誰かが必ずいます。
一人で抱え込まず、この本と一緒に考えませんか?
また、環境面での配慮や緘黙症に対する理解、家族や園・学校・地域等の接し方の工夫で、その不安を少しでも軽減し、緘黙の症状の改善ができるかもしれません。
緘黙症の閉ざされた世界に風穴を通すことができるのは、本人だけではできません。ご家族や、周りの皆さんのお力添えが必要不可欠なのです。
保育や教育現場に携わられている方や、地域コミュニティの場作りにご尽力いただいている方々にもぜひご拝読いただきたい書籍です。
緘黙症を少しでも多くの方々に知っていただけますように。
そして、風通しの良い日常がどうか緘黙の世界に訪れますように。
そんな願いを込めて書き記した一冊、ぜひ手にとっていただけると嬉しいです。
【著者紹介】
nao
1975年東京都生まれ。子育てポエム作家・介護福祉士・児童発達管理責任者・行動援護従事者で一男二女の母。
幼少期からひたすら空想することが大好きで「こんなことができたらいいな」「明日こんなふうに過ごせたらいいな」と、
空想の世界を理想郷としてなんとなくな大人になる。大人になり、いろいろな出会いときっかけの中で「はったつしょうがい」に触れる機会が多くなり、
「はったつしょうがい」の素直な姿は、私の理想郷と感じる。
「はったつしょうがい」であっても、ありのままの自分で居る姿が好きで好きでたまらなく、
この想いを一人でも多くの方に伝えたるべく「はったつしょうがい」ための啓蒙活動を行っている。