タイトル
貿易専門家が解説する日本貿易史。卑弥呼の朝貢貿易の深層を探る。10分で読めるシリーズ
著者名
姉崎慶三郎,MBビジネス研究班
発売日
2019/04/12
概要
さっと読めるミニ書籍です(文章量12,000文字以上 13,000文字未満(10分で読めるシリーズ)=紙の書籍の24ページ程度)
【書籍説明】
千葉駅から外房線で3つ目に鎌取駅がある。
この駅前に古墳時代の鎌取遺跡があり、小規模な製鉄を行っていた。
現在は現代的な都市空間になった遺跡跡で、古代の鉄の流通を思い描く。
鉄は交易を運命づけられ、朝鮮半島からやって来た。
鉄を運んだのは朝鮮半島の人たちではなく倭人だった。
卑弥呼の朝貢貿易は鉄の路を確保するのが目的だった。
倭国の朝貢を歓迎する魏の皇帝の狙いとは何か。
そしてそこに潜む暗い深層とは何か。
卑弥呼には国際感覚と貿易センスはあったのか。
どうして貿易の歴史という題名の本がないのか。
歴史の教科書では、日宋貿易、日明貿易、などの名前が並ぶのに、貿易の歴史という書物がないのはなぜか。
鉄の路や魏志倭人伝と関係があるのか。
【目次】
1.鉄はどのようにして日本に来たのか
2.鉄は交易を運命づけられていた
3.朝貢貿易に潜むダークな鉄交易
4.交易的な鉄器と威信材としての青銅器
5.魏が卑弥呼を好意的に歓迎した真の狙いとは?
6.再び鎌取遺跡で
【著者紹介】
姉崎慶三郎(アネザキケイザブロウ)
群馬県出身。元商社勤務。海外駐在員経験2回。
長年の海外ビジネス経験を生かして、当時合格率8.4%で、日本全国で400名もいない超難関貿易資格「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を一浪して取得。
自身の40年に渡る実務経験と、ふれあった多くの先輩や国内外の取引先企業の方たちから学んだことを貿易のプロをめざす人に伝えるため執筆を続けている。
ペンネームは英語教師だった祖父の名前。