

タイトル
 毎朝1分読むだけ貿易書類の習慣整理術。オフィスデスクが片付く、仕事が捗る。探すムダ時間がなくなる。毎朝1分読むだけシリーズ
著者名
 姉崎慶三郎,MBビジネス研究班
発売日
 2016/10/09
概要
さっと読めるミニ書籍です(文章量11,000文字以上 12,000文字未満=紙の書籍の22ページ程度)
【書籍説明】
 この会社は機械関連の製品を生産販売する企業である。
 売上の大半は国内販売であるが、輸出チームについては、男性Aさんと女性Bさんの2名で運営し、輸出の売上高はここ数年会社全体の1割程度で推移している。
 この会社でも企業のグローバル化は避けがたい方向なので、会社は新入社員を採用して、教育を施し、長期的に海外に通用する人材を育成し、輸出部門を拡大する方針である。
このような方針に沿って、このたび新人男性1名が輸出チームに配属されることになった。AさんとBさんは、どのような指導をするかを議論する。
「整理整頓のできる人間にしたいわ」とBさん。
 「そうだね。ぼくは整理がへただ」とAさん。
 「それと何より実務を知って営業をしてほしいわ」
 「うっ!きびしい!オレのことか?」
 「実務を知らないと、周りが苦労するわ」
 「それはそうだ。でも事務屋にしたくない」
 「それもそうね。前向きの営業力もあるし、後ろ向きの処理能力もある。これが理想ね」
 「そうだね、オレは前向きばかりでいつもBさんのお世話になっているけれど、両方できるタイプにしたいよね」
 「それこそ海外駐在員のタイプだと思うわ」
 「ポイントは実務を知らない頭でっかちにしないことだと思う。そのためには貿易のリクツから学ぶのではなくて、『貿易実務の整理術』という観点から、
 目の前にある書類やファイルから学んでもらい、だんだん営業的なセンスを磨いてもらい、いずれは海外駐在員を目指してもらいたいと思う」
というわけで、本書は、貿易部門に入ってくる新人が頭でっかちならないために、貿易実務の整理を可能にする具体策と、前向きの営業力の増強にもなるような具体策も提案する。
 毎朝1分読むことを継続することによって、貿易実務と営業力を身につけ、将来海外駐在員を目指してもらうことを期待する。
さて、AさんとBさんが話していたら、新人のCくんがやってくるのが見えた。
 それでは『貿易書類の整理術』を始めることとしよう。
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立ち読みテキスト
 この会社は機械関連の製品を生産販売する企業である。売上の大半は国内販売であるが、輸出チームについては、男性Aさんと女性Bさんの2名で運営し、輸出の売上高はここ数年会社全体の1割程度で推移している。この会社でも企業のグローバル化は避けがたい方向なので、会社は新入社員を採用して、教育を施し、長期的に海外に通用する人材を育成し、輸出部門を拡大する方針である。
このような方針に沿って、このたび新人男性1名が輸出チームに配属されることになった。AさんとBさんは、どのような指導をするかを議論する。
「整理整頓のできる人間にしたいわ」とBさん。
 「そうだね。ぼくは整理がへただ」とAさん。
 「それと何より実務を知って営業をしてほしいわ」
 「うっ!きびしい!オレのことか?」
 「実務を知らないと、周りが苦労するわ」
 「それはそうだ。でも事務屋にしたくない」
 「それもそうね。前向きの営業力もあるし、後ろ向きの処理能力もある。これが理想ね」
 「そうだね、オレは前向きばかりでいつもBさんのお世話になっているけれど、両方できるタイプにしたいよね」
 「それこそ海外駐在員のタイプだと思うわ」
 「ポイントは実務を知らない頭でっかちにしないことだと思う。そのためには貿易のリクツから学ぶのではなくて、『貿易実務の整理術』という観点から、目の前にある書類やファイルから学んでもらい、だんだん営業的なセンスを磨いてもらい、いずれは海外駐在員を目指してもらいたいと思う」
というわけで、本書は、貿易部門に入ってくる新人が頭でっかちならないために、貿易実務の整理を可能にする具体策と、前向きの営業力の増強にもなるような具体策も提案する。毎朝1分読むことを継継続することによって、貿易実務と営業力を身につけ、将来海外駐在員を目指してもらうことを期待する。
さて、AさんとBさんが話していたら、新人のCくんがやってくるのが見えた。それでは『貿易書類の整理術』を始めることとしよう。


























