タイトル
貿易専門家が解説する日本貿易史。遣唐使廃止から清盛の日宋貿易までの貿易世界。20分で読めるシリーズ
著者名
姉崎慶三郎,MBビジネス研究班
発売日
2019/06/07
概要
さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度)
【書籍説明】
本書では、8世紀から12世紀までの貿易の流れを追いながら、遣唐使廃止以後の、日本国の貿易世界を見る。
遣唐使は廃止して外交はなくなるが、海商との貿易は行った。
自らは海外に行かないが、来るものは拒まないという、日本の消極的な方針が生まれる。
その後どのような経過を経て清盛の貿易革命につながるのか。
10世紀後半から始まった日宋貿易は分からないことが多い。
宋からの商人は、博多の鴻臚館で貨物を引き渡すと、朝廷からの役人が支払代金を持参した。
宋銭はなぜ輸入されたのか。
宋銭は宋が輸入するための代金だったのか。
日本は輸入品の支払いには何を払ったのか。
宋銭は実は輸出禁止だった。
なぜ、そして、どのようにして日本に持ち込まれたのか。
【目次】
1.8世紀から12世紀までの貿易を概説する
2.官貿易の時代
3.海商の出現
4.東アジアの政治勢力の交替
5.波打際貿易から住蕃貿易へ
6.清盛の貿易革命
7.密輸の手口を解説する
8.貿易の歴史という題名の本がないわけ
【著者紹介】
姉崎慶三郎(アネザキケイザブロウ)
千葉市在住。
元商社勤務。
海外駐在員経験2回。
長年の海外ビジネス経験を生かして、当時合格率8.4%で、日本全国で400名もいない超難関貿易資格「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を一浪して取得。
自身の40年に渡る実務経験と、ふれあった多くの先輩や国内外の取引先企業の方たちから学んだことを貿易のプロをめざす人に伝えるため執筆を続けている。
ペンネームは英語教師だった祖父の名前。