鎌倉幕府ができるまで

 

タイトル
鎌倉幕府ができるまで

著者名
村瀬たま吉,MBビジネス研究班

発売日
2025/05/16

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概要

【書籍説明】
鎌倉幕府について近年話題になることと言えば、その成立年が1192年(いいくに)ではなくなったということでしょう。
1192年は源頼朝が征夷大将軍に任じられた年なのですが、侍所や政所といった幕府の諸機関はそれ以前につくられているので、1192年を幕府の成立年とするのは無理が出てきたということだそうです。
では、何年なんだということになりますが、一時は1185年(いいはこ)が最有力とされましたが、はっきり何年と断定できないのが現状のようです。
なんで断定できないかと言うと、後世鎌倉幕府と呼ばれるものは、それが存在していた当時はそう呼ばれていなかったからです。
それどころか、侍所や政所や問注所といった諸機関をまとめた“幕府”という機関が存在していなかったのです。
現在に例えると、総理大臣がいて外務省や財務省といった省庁はあるけど、それらをまとめた内閣という機関が無いということです。
今回はその鎌倉幕府が如何にして出来上がっていったか、創設者の源頼朝の生涯に沿って見ていきたいと思います。

【目次】
幕府とは?
幕府を現在に例えると?
伊豆の流人
以仁王の挙兵までの経緯
頼朝挙兵
源氏について
頼朝の鎌倉入り
どうして頼朝は劣勢を短期間に挽回できたのか
鎌倉武家政権の誕生
頼朝以外の源氏の動向
義仲との対立
源氏の内紛
義仲の孤立と頼朝の危機感
寿永二年十月宣旨
義仲の滅亡
自治か独立か
義仲はなぜ滅亡したか1兵站の失敗
義仲はなぜ滅亡したか2法皇との対立
義仲はなぜ滅亡したか3国家ビジョンの欠如
一ノ谷の戦い
膠着する戦線
屋島の戦い
平家滅亡
兄弟の対立
なぜ頼朝は自由任官に激怒したのか
文治の勅許
荘園公領制
征夷大将軍任官
征夷大将軍とはなにか
未完に終わった政権構想

【著者紹介】
村瀬たま吉(ムラセタマキチ)
小学校の時に買ってもらった本で歴史に目覚める。
その後、中学校では歴史の教師に「自分よりも歴史に詳しい」とまで言われる。それからも独自に研鑽を重ねて現在に至る。

 

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