まさか、夫が。~突然の難病診断。その時あなたは~重度のうつ病で13年間ひきこもっていた妻が直面した夫の介護と奇跡。

 

タイトル
まさか、夫が。~突然の難病診断。その時あなたは~重度のうつ病で13年間ひきこもっていた妻が直面した夫の介護と奇跡。10分で読めるシリーズ

著者名
夜久珠姫,MBビジネス研究班

発売日
2015/03/28

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概要

10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。

まえがき

「実はご主人様に重要なお話があるのですが」
突然の町医者からの電話に私は驚いた。こんな経験は初めてだったからだ。
「えっと、今は会社ですが」
「そうですか。今日通院にいらして、気になったことがありまして……」
「何でしょう?」
「ご本人様の携帯の方へ連絡させて頂きます」
「……分かりました」

思い起こせば、二年前のこの電話から全てが始まったのだ。
その頃の私は、うつ病を患っていて、家で家事もできずに過ごしていた。そこに夫からの報告。
それは、肺の難病の可能性が高い、というものだった。
難しい病気だと言われても、首を傾げる私。聞いたことのない言葉の羅列に、最初は漢字が当てはまらなかった。
やがて大学病院へ行き、検査等をして、改めて肺の難病と診断。その時、一緒に通院をしていなかったので、帰って来た夫の話を聞いても、ピンとこなかった。

難病ってなに?
これからどうしたら良いの?

そう思いながらも、正直私の心の中では、どれだけ大変なことか、理解ができていなかった。
夫の症状としては、咳と息切れ。疲れやすいとは言っても、普通に仕事に行っていたので、私はまだ、事の深刻さに気付かずにいた。

この本は、難病の夫を持つ私が、経験してきた、「心構え」「夫への接し方」を記したものである。
現在私と同じように、パートナーを支えている人、難病に全く関心が無い人にも読んで頂きたい。
難病は、いつ誰におきても不思議ではない、身近なことなのだ。

 

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