タイトル
ビジネスモデルは江戸に学べ。江戸時代の商売が現代ビジネスのヒントになる。10分で読めるシリーズ
著者名
前野利羽子,MBビジネス研究班
発売日
2015/11/26
概要
10分で読めるミニ書籍です(文章量10,000文字程度=紙の書籍の20ページ程度)
「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。
自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。
是非、お試しください。
書籍説明
「江戸時代は古い」? そんなことはない
たった約百五十年前に終わった、たった約二百六十年の間の出来事。
江戸というのは、ただ東京の前にそこにあった旧世界の都市である。こう思っている人もいるだろう。
しかし私は、「江戸は未来都市である」と言いたい。
江戸時代中期には全国的に水道が整備され、人々は既に水道水を飲み、風呂に入り、清潔な生活空間を手に入れていた。
江戸の長屋の一棟一棟に行き渡る上下水道と、治水技術によって実現された水運がもたらした物流の豊かさは現代にひけを取らない。
生産と消費だけでなく、廃棄から新たな生産に繋げるシステムが社会ごと作られていったことは、現代人も見習うべき循環型のビジネスモデルである。
江戸の商人たちはここぞとばかりに頭角を現し、中には武士よりも裕福になる者もざらだった。
平民の中で起こった活気が、江戸の経済を作ったと言っても良い。
平成の世でも、彼らに学ぶべきところは尽きない。
何より、私たちが普段何気なく利用しているサービスも多くが江戸時代生まれなのだ。
現代でビジネスをしようと考える人は、彼らの卓越した商才を知っておいて損はない。
百五十年前の彼らがひらめいたことは、現代の我々にとっても充分に新鮮なのである。
目次
・まえがき
「江戸時代は古い」? そんなことはない
・一 アイデア勝負の江戸ビジネス
・二 メディア産業の功績
・三 江戸に「ゴミ」がなかった訳
・四 江戸の女性は仕事に困らない
・五 子供の就学率八〇%が語る、人材育成力
・あとがき
著者紹介
前野利羽子(マエノリウコ)
北海道生まれ。
江戸時代の民俗文化を研究。
現代人にも通じる江戸の最先端をテーマに書籍を執筆。