タイトル
今ある環境から逃げる勇気。遁走の美学。10分で読めるシリーズ
著者名
牧村実
発売日
2016/03/24
概要
さっと読めるミニ書籍です(文章量8,000文字以上 9,000文字未満(10分で読めるシリーズ)=紙の書籍の16ページ程度)
「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。
自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。
是非、お試しください。
【書籍説明】
辛いことから逃げない・・・石の上にも3年・・・根性・・・忍耐・・・正々堂々と、
どれをとっても日本人の好きな言わばポジティブな素晴らしい言葉ばかりです。
当然その先の未来には「辛抱すれば何とかなる」「苦労は必ず報われる」と言う、何らかの見返りがあるが故の先人の教えでもあります。
そして、私達の多くが子供の頃から「我慢」「忍耐」と言うキーワードをすり込まれ教育されて来たはずでもあり勿論、
日本人の「真面目さの美学」は賞賛に値するものでもありますが、
時としてこの真面目さは報われない真面目さとして不幸な状況を生み出すのも現実です。
ここ最近では、ブラック企業と呼ばれる会社の過酷な労働環境においても「忍耐」を貫き通した挙句、
企業に殺される人や自ら命を絶つ人も少なくありません。
この企画の背景には、私自身の身近な同僚の過労死という現実がきっかけとなっており、
生活の多くを犠牲にして企業へ尽くす忠誠心と過酷な労働は、
結果「急性心筋梗塞」による過労死で45歳という若さでこの世を去ってしまったことがきっかけとなります。
企業の一駒でしかない個人の死は、決して英雄視されることなどなく、時間と共に忘れ去られて行きます。
そして、そこには残された家族の深い悲しみと働き手を亡くしたことによる貧困という現実だけが残されることとなります。
【目次】
【1】「逃げる」という罪悪感
【2】会社から逃げる!
【3】借金から逃げる!
【4】偉人達の名言
【5】偉人達の逃走伝説
【6】戦略としての「逃げ」
【著者紹介】
牧村実(マキムラミノル)
福島県在住。不動産業の会社に勤務。
著書にサラ金マネー暴走史・マイホ-ムブルース。
又被災地のルポライタ-としても活動中。