タイトル
赤men’s ブルース。あがり症、赤面症、そして人と話すのが大嫌いな営業マンが成功した方法。10分で読めるシリーズ
著者名
牧村実
発売日
2015/05/29
概要
10分で読めるミニ書籍です(文章量5000文字程度=紙の書籍のページ程度)
「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。
まえがき
あがり症の推定患者数は推定300万人と言われています。
多くの人前で何かを発表しなくてはならない時、異性の前で話しをする時・・・日常の多くの場面で私たちは「緊張」に出くわすことが多いはずです。程度の差はあるものの、社会生活の中では人は皆「緊張・あがり・赤面」の経験がある事でしょう。しかし、極度のあがり症は時として社会生活に支障をきたすほどの大きな障害となっている人も少なくありません。
そして又、「口ベタだけれど営業」「やりたくないけど営業」という人も世の中にはたくさんいるはずです。営業職というのは企業の職種の中では比較的敷居が低く転職者にも間口が広いため、営業職人口は多く「とりあえず営業」「口ベタだけれど営業」「何も資格がないから営業」と、実は人と話すのが苦手、口ベタであるけれど営業職という人もたくさんいます。しかし、それが仕事である以上は営業マンたるもの数字をあげなければ生き残ることはできません。
それでは、あがり症・口ベタを克服するにはどうすればいいのでしょうか?臆病者から気持ちの大きな人に変わればいいだけ、とにかくトークに磨きをかけて滑らかに話すことができればいいだけなのですが、そんなに簡単に変われるなら苦労はしません。世間にもあがり症や口ベタを克服するための本は溢れんばかりに売られています。
しかしそこに書かれている克服法は・・・腹式呼吸で緊張を緩和するテクニックや会話のテクニックなどコミュニケーションの技術的な上達法のような内容ばかりで「あがり症」という性格の本質的な改善にはならないものばかりでがっかりすることが多いことでしょう。
結論から言うと、あがり症や赤面症・内向的性格を魔法のように治す方法はありませんし治す必要も無いのです。あがり症は個人の性格であり、いわば個性です。長所と短所は紙一重。克服できない「あがり症」にもがき苦しむのをやめて「あがり症」という性格を受け入れ、うまく付き合うコツを掴み活用することで大きく世界が変わります。
目次
一.あがり症、赤面症、対人恐怖症・・・
二.あがってあがって空回り
三.あがり症に効く薬ありますか?
四.あがり症のメカニズムとあがり症のしたたかさ