タイトル
10分で分かるアフター「三国志」五胡十六国・南北朝時代 =北朝篇2=10分で読めるシリーズ
著者名
いちたか風郎,MBビジネス研究班
発売日
2015/08/31
概要
10分で読めるミニ書籍です(文章量13,000文字程度=紙の書籍の26ページ程度)
「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。
自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。
是非、お試しください。
書籍説明
まえがきより
中国の『五胡十六国・南北朝時代』の最大の特徴は、
それまで辺境に追いやられていた異民族達が中国大陸に乗り出し、王朝を建国して漢民族と対等に立ち向かったところだ。
それは、中国がそれまでの漢民族一辺倒の時代から多民族国家へと変容していく激動の時代である。
前作『10分でわかるアフター「三国志」五胡十六国・南北朝時代 =北朝編1=』では、異民族達が中国大陸に入り込み、
やがて漢民族と対等に渡り合う勢力を築いて王朝を建国する五胡十六国時代に入り、
そして動乱の後に中国を二分する南北朝時代を迎え北魏(ほくぎ)によって華北が統一されるまでの過程を説明した。
それからの北魏は、数々の改革を行うと同時に徐々に民族性の違いから矛盾を生じさせて崩壊し、
やがて新たな時代を欲した歴代の支配者達によって、隋が建国されてついに天下統一を迎える。
本書では、まず五胡十六国時代の勝利者となった北魏が華北統一を果たすまでの経緯を振り返り、北魏の崩壊と隋の天下統一までの足跡を追う。
そしてこれまでの時代を振り返って彼らが後世に何を残したのかを見て行きたい。
目次
●『北朝』の誕生=北魏の華北統一とその変化=
●太武帝と漢人宰相崔浩(さいこう)=民族と宗教の静かなるせめぎ合い=
●馮太后(ふうたいごう)と孝文帝の漢化政策=『中国化』を目指した大改革=
●北魏帝国の滅亡と二大勢力=仏教による腐敗と、寒門達の下克上=
●南北朝時代の終焉=約400年ぶりに訪れた統一王朝の時代=
著者紹介
いちたか風郎(イチタカフウロウ)
1991年広島県広島市生まれ。
2013年愛媛大学法文学部人文学科卒業。
一旦は就職するが、大学で学んだ中国史の道を再び志して退職。
在職中にweb上でのフリーライターの仕事を知り、現在はフリーライターで中国史関連の執筆を手がけながら中国史と中国語、PCスキルを勉強中。
改めて中国史への道を模索している途中である。