タイトル
中興の祖・漢の宣帝。20分くらいで読める!手っ取り早く簡単にわかる中国史。20分で読めるシリーズ
著者名
いちたか風郎,MBビジネス研究班
発売日
2016/01/04
概要
20分で読めるミニ書籍です(文章量11,000文字程度=紙の書籍の22ページ程度)
「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。
自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。
是非、お試しください。
【書籍説明】
『わきまえを知る者、時に応じて変化し、知恵ある者、事に応じて法規も変える』
この言葉は、中国の習近平主席がしばしば好んで用いる故事である。これは前漢王朝について記された歴史書『漢書』の第9代皇帝宣帝の言葉を出典としている。
漢の宣帝は、落ち目となっていた前漢王朝と皇帝権力を取り戻すために自ら権力を行使して国を労り、
前漢の繁栄を再び取り戻したとされる皇帝だ。そのため後世「中興の祖」と讃えられている。
習近平主席は彼の故事を用いることで、自らも中華人民共和国の「中興の祖」となろうとしているのではないか、と考えている専門家もいる。
では、今どうして宣帝が注目されるのだろうか。その生涯に迫りながら真相を探っていきたい。
【目次】
主な登場人物
●運命の皇子 =数奇な運命の後、民間と皇族の間を行き渡る=
●親政開始 =迫る霍氏の影から、前漢王朝を救い出す=
●新勢力の出現 =改革の中で生まれた、皇帝と官僚の均衡=
●異民族統治と匈奴単于の来朝 =治世の君主、中興を完成=
●儒教による新時代 =神秘思想のカリスマ王莽と光武帝の中興=
【著者紹介】
いちたか風郎(イチタカフウロウ)
1991年1月8日生まれ。2013年愛媛大学法文学部人文学科卒業。
卒業後はスーパーマーケットに就職するが、一身上の都合で退職。
在職中にウェブ上で執筆の仕事を知り、学生時代に勉強した中国史や自分の失敗談を活かしたいと考えて執筆活動を開始。
現在は中国語習得のために中国留学に向けて準備中。得意分野は中国古代史、中でも後漢~三国時代にかけての北方異民族についてである。
漢・三国に限らず、古代・中世中国史についても幅広く見識を持っている。