躍動する中世ヨーロッパ-近代社会を克服するためのヒント-

 

タイトル
躍動する中世ヨーロッパ-近代社会を克服するためのヒント-シリーズなし

著者名
田島裕司,MBビジネス研究班

発売日
2017/08/04

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概要

【書籍説明】

人間の営みには、昼と夜とがあります。昼に活動して夜は睡眠をとります。
どちらか一方がなかったら、人間は活動できません。睡眠タイムはエネルギーを貯める時間です。
内臓も頭脳も休むことでエネルギーを蓄えているのです。

歴史もそうです。エジプトやローマのようなまぶしい古代文明と、便利な近代文明は人類の晴れ舞台です。
そしてこの二大文明をつないだのが中世でした。中世は偉大なる「貯めの時代」なのです。
歴史家たちに暗黒時代と言われてきた中世ですが、実態はまったく異なります。
働くことの喜び、農業技術や日用品の品質保証、商人のダイナミックな活動は中世に育まれたのです。
そして何より大事な「精神の排泄」を扱う「祈る人」がゆりかごから墓場まで心を支えてくれました。
なればこそ、中世は千年も続いたのです。現代にも新しい中世が芽生えています。どの章からでも中世に入れます。
本物の転換期を体験してみてください。

【目次】
第1章 中世ヨーロッパの成り立ち
古代の終焉
同心円支配
祈るひと
戦うひと
はたらくひと

第2章 中世の農村
村の中心は教会
森に生きる
一所懸命
ゆりかごから墓場まで
誠実の義務

第3章 中世の都市
帝国自由都市
職人の品質保証、商人の底力
信仰と日常のはざまで
中世のユダヤ人

第4章 黄昏の中世
救済の後継
揺れる教会
ペスト禍
合理主義の鼓動

第5章 よみがえる中世
メディコポリス
自然栽培
小さくまとまる
成長という強迫観念
貯めの時代

【著者紹介】
田島 裕司(タジマユウジ)
歴史系ブロガー。ブログ「歴史家とっきぃの振り返れば未来」管理人。
日本史世界史の垣根を超えた深い考察に定評がある。
コミュニティサービス「教えて!goo」では専門家として意見を連載したほか、歴史系ムックでコメンテーターとして活躍。
著作に『老子に学ぶ人生攻略論』、『西の都の物語』等。

 

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