タイトル
仙石秀久に学ぶ不撓不屈、七転び八起きの人生術。10分で読めるシリーズ
著者名
宮内露風,MBビジネス研究班
発売日
2016/08/11
概要
さっと読めるミニ書籍です(文章量13,000文字以上 14,000文字未満(10分で読めるシリーズ)=紙の書籍の26ページ程度)
【書籍説明】 まえがきより抜粋
なぜ秀久は、しぶとく、また図太く生きて行けたのか。
相変わらず、この時代の資料は少ないですので、現代のしぶとく図太い生き方をされた偉人との対比で考えていきたいと思います。
それは、本田技研の創始者である、故本田宗一郎氏に他なりません。
氏が、世界のホンダを作り上げるためには、様々な紆余曲折があったようです。
様々な困難を「しぶとさ」と「図太さ」、「あきらめない不撓不屈の精神」で乗り切られたところに、仙石秀久との共通点を見出すことが出来ます。
いやいや、野蛮と噂の高い仙石秀久と、世界のホンダの本田宗一郎氏を比較するのは間違いでしょうと言われる方、実は本田宗一郎氏には、
武骨と言うか粗暴と言うか、平成の世では考えられないようなこんなエピソードがあります。
宗一郎氏は従業員からは親しみをこめて「オヤジ」と呼ばれていましたが、
一方で共に仕事をした従業員は共通して「オヤジさんは怖かった」とも述べています。
作業中に中途半端な仕事をしたときなどは、怒声と同時に容赦なく工具で頭を殴ったり、
実験室で算出されたデータを滔滔と読み上げる社員に業を煮やし、「実際に走行させたデータを持ってこい。」と激怒して灰皿で殴るなどしたそうです。
怖いばかりでなく熱い魂の持ち主で、なぜか殴られた者よりも、殴った宗一郎の方が泣いていたということもあったそうです。
また怒る際、「よくお前が可愛いから怒るというが、俺はお前が本当に憎いから怒ってんだ。」と言っていたそうで、
いかにも明治生まれの頑固おやじといったところでしょう。
ただ乱暴なだけでなく、社員を守るために体を張って国と戦ったようなところもあり、社員に対する愛情も深かったらしいです。
どうです、意外な感じを持った方も多いのではないでしょうか。
実は、このエピソードから仙石秀久の比較対象とさせていただいたのです。
さあ、仙石秀久と本田宗一郎氏から、現代日本人に最も必要な「しぶとさ」「図太さ」「あきらめない気持ち」を学んでいきましょう。