タイトル
徳川家康の組織論で会社を活かす!265年続く最強組織の作り方。10分で読めるシリーズ
著者名
宮内露風,MBビジネス研究班
発売日
2016/09/03
概要
さっと読めるミニ書籍です(文章量12,000文字以上 13,000文字未満(10分で読めるシリーズ)=紙の書籍の24ページ程度)
【書籍説明】
離職率の増加。
就職できない新卒者の増加。
ミスや犯罪など不祥事の増加。
日本企業は、社会情勢の変化によって組織的弱体化が叫ばれています。
その中で従来の日本型家族的経営に注目が集まったりしています。
しかし、そもそも強い組織とはいったいどんな組織で、どんな経営で生まれてくるものなのでしょう。
ここで、その参考となる組織があります。徳川初代将軍家康が作り上げた徳川家臣団です。
徳川政権は、15代260年以上の長きにわたって政権を維持し続けました。
なぜ、日本史上稀にみる長期政権が築けたのか?
徳川政権を支えたのは、やはり徳川家臣団です。
家康が、天下を治めるにあたっても、老中や目付など三河以来の伝統的な役職をそのまま引き継いだ、ある意味田舎臭い家臣団が、鉄の結束をもって徳川政権の屋台骨を支え続けたからです。
元々、徳川家臣団は、このような強固な組織ではありませんでした。
家康の父も祖父も、家臣によって殺されていますし、家康の代になってからも、宗教を絡めたものも含め、家臣の謀叛、裏切りが絶えませんでした。
つまり、強固な家臣団は、家康によって作られたものだったのです。
徳川家康が、どうやって家臣団を強固にしていったのかを知ることは、現代の組織強化の参考になると思います。
ただ戦国の組織作りは、そのまま現代にあてはめにくいところもあると思いますので、ここでひとつの工夫をしたいと思います。
現代の経営の神様で、家康の研究をされていた故松下幸之助氏の組織論に沿って、家康の家臣団作りを展開したいと思います。
幸之助氏自身も言われていることですが、松下電器の組織づくりには、家康の組織づくりを参考にされた部分もあるからです。
さて、それでは強い組織づくりについて学んでいきましょう。