タイトル
ヴェネツィア商人から学ぶ金利論。知っておくべき金利の計算法、金利の歴史、複利効果と応用のしかた。10分で読めるシリーズ
著者名
姉崎慶三郎,MBビジネス研究班
発売日
2018/04/07
概要
さっと読めるミニ書籍です(文章量11,000文字以上 12,000文字未満(10分で読めるシリーズ)=紙の書籍の22ページ程度)
【書籍説明】
シェイクスピアの「ヴェニスの商人」は、今から400年以上前に書かれた戯曲です。
商人アントーニオは、困っていた友人に替わって、高利貸しのシャイロックから自身の肉1ポンドを担保に大金を借ります。
しかし、持船が沈没して払えなくなり、茶番な裁判劇が繰り広げられます。
とても荒唐無稽な劇ですが、登場人物を、貿易商、金融業者、ベンチャー企業、投資家、弁護士、などと読み替えると、古びた服の下に、みずみずしい現代の肉体が現れてまいります。
「ヴェニスの商人」は、見方を変えれば、すぐれた会計論であり、金融論であり、貿易論であり、経営論であり、ベンチャー論であり、投資論であり、グローバル経済論であったりします。
この原作の尽きない魅力をくみ上げて、原作から多くのことを学びたいと思います。
本書の設定は、機械装置メーカーABC株式会社の会議室に、勉強熱心な希望者が集まっている設定です。
講師はABC株式会社が、輸出入の通関などを依頼しているN社の女性担当者Fさん。
分かりやい解説が評判で、人気が高まっています。
今回のテーマは何でしょうか。会議室には多くの受講者が集まっています。さあ講師の登場です!
【目次】
1.「ヴェニスの商人」は金利の争いの物語
2.金利シミュレーション
3.アントーニオがシャイロックから金を借りたわけ
4.シャイロックは、アントーニオの船の難破情報をつかんでいた!
5.キリスト教の金利禁止の歴史
6.日本の金利の歴史
7.単利と複利の違い
8.ルカ・パチョーリの72の法則
9.複利効果とは
10.前日より1%だけ多く努力する
【著者紹介】
姉崎慶三郎(アネザキケイザブロウ)
群馬県出身。元商社勤務。海外駐在員経験2回。
長年の海外ビジネス経験を生かして、当時合格率8.4%で、日本全国で400名もいない超難関貿易資格「ジェトロ認定貿易アドバイザー」を一浪して取得。
自身の40年に渡る実務経験と、ふれあった多くの先輩や国内外の取引先企業の方たちから学んだことを貿易のプロをめざす人に伝えるため執筆を続けている。
ペンネームは英語教師だった祖父の名前。