半分無料!本を絶対に片付ける7日間プロジェクト。部屋が散らかる原因「本」を整理する。目当ての本もすぐに見つかるようになる。

本を絶対に片付ける7日間プロジェクト。部屋が散らかる原因「本」を整理する。目当ての本もすぐに見つかるようになる。半分無料で公開中!

Contents

まえがき

あなたの家の本棚には、一体どれだけの本があるのでしょうか?
読んでみたくてワクワクして買った本、たまたま衝動買いをしてみた本、手に入る限り集めた、好きな作家の本、毎月買う雑誌や、趣味や資格の本、友人にもらった本など…様々なきっかけによって、集まった本の数々。本棚だけでは収まりきらず、とりあえず間に合わせで床に置いた段ボールや、ワンコインショップで買ったケースなどにも本が溢れていませんか?

特別に本好きという人でなくとも、長年整理していないと、本は案外溜まっていきます。
人は就職や転職、結婚、引っ越しなどでライフスタイルが変化したり、何かしらのきっかけで、興味や考え方も大なり小なり変わっていくものです。本棚の中身も、今の自分に合わせたものにしていくことが必要です。

どうしても、「青春時代のお気に入りの本だから」とか、読み終わらないまま何年も手に取らずに本棚に入れっ放しの本も、「高かったし」「役に立ちそうだし」…と捨てるのはもったいないと惰性でとっておくと、いつまでも片付きません。

本書は普段、忙しくてなかなかまとまった時間が取れないという人に向けて、無理なく少しずつ、7日間で本の片付けができるように分けてあります。
もちろん、体力も時間にも余裕のある人は、できるステップまで1日で進めていっても良いでしょう。
さあ、思い切ってため込んだ本を片付けていきましょう!

 

【1日目】全てを集結させる

本はリビング、書斎、寝室など、家の中のあちこちに置かれていることが多いものです。
まずは、そんな分散した本を全て取り出し、なるべく1か所に集結させます。
ホコリ取りや雑巾など、掃除グッズも手元に用意しておきます。のちに、本を処分するときにまとめる紐や紙袋などもあるか、確認しておきましょう。扉がついていない棚には、案外ホコリなどの汚れがついています。扉のある棚でも、しばらく掃除をしないでいると、いつの間にかうっすらとホコリが積もっています。換気をしながら、久しぶりに取り出した本や、棚をきれいにしましょう。

本を、文庫本、コミック、ハードカバー、雑誌など、だいたいのサイズ別に積み上げていきます。
あまりに数が多い場合は、本の壁に囲まれることもあるでしょう。本の数がかなり多い人は、足の踏み場がなくなってしまうこともあるでしょう。その時は、各部屋へ通れる通路は確保しておきましょう。

部屋に並べ切らなければ、廊下に並べてみるのも良いです。廊下がなければ、洗面所や玄関などでも良いでしょう。
部屋のくつろぎスペースや、廊下などに本が沢山並んでいると、とても目について邪魔で、通る度に跨いだり、よけたりするわけです。早く片付けなければ…という無言の圧力があり、やめるにやめられません。

家族や誰かと同居していれば、「邪魔だからどうにかして」とハッパもかけてくれるので、より片付けも実行しやすいのです。その際には「一週間で片付けるからガマンして」と断っておけば、よりプレッシャーとなり、片付け実行が確実なものになります。
押入れや、キッチンなどの収納でも同様ですが、パッと見ていらなさそうな一部を取り出すだけでは結局、元の古株達の「いつもそこにある」空気に引っ張られて、あまり代わり映えのない、片付けをしたような気分だけで終わってしまいます。

一旦、全てを外に出して見返すだけで、それまで大事!と思い込んでいた本が、案外そうでもないと気付くことも多いので、最初は思い切りが必要な作業ですが、最初のステップとしては欠かしてはいけません。

 

【2日目】どんな本を持っているか、把握をする

積み上げた本を、全て眺めてみましょう。
自分がどんなことに興味があるのか、好きなのか、解決したい問題があるのか…積み上げた高さで、今までの自分が求めていたことの歴史がわかります。何年か前の懐かしい思い出も蘇ってきます。

買った当時に興味があった、夢中だった本でも、今現在の自分がまだその時と変わらない状況、心境なのか?懐かしいと同時に、違和感を感じるものもあるでしょう。ただ手に取り、パラパラめくって…じっくり読んで思い出に浸っていると、そのまま座り込んで違う世界へ飛んで行ってしまうので、全ての本が、どんなものがあるのか把握する、ということに徹しましょう。

普段、漠然と背表紙を模様のようにしか見ていなかった本を、あらためて客観的に眺めて、どんな本だったのか、思いを巡らせてみましょう。

 

【3日目】仕分ける~part1

たくさん積み上がった本。これら全てが「今の自分」に必要な本なのか?仕分けていく作業はとても大事です。
次のように、大きく3つに分けてみましょう。

《もう読み返さないであろう、不要な本》
・今の自分の心境、興味、趣味、職業などにマッチしておらず、処分しても良いと思えるもの。
・いらないけれど、何となくそのまま捨てていなかった。

パッと見て「これはもういい!」と思える本は、だいたい本当に処分しても後悔がないものが多いです。玄関に近い場所に積みましょう。売るにしても、古紙回収にしても、家から出ていく本なので、玄関の近くに置いておくのが便利です。

《処分するには惜しい本》
・買った当初はとてもインパクトがあり、気に入っていたが、ずっと読み返していない。
・背伸びして買ってみた、小難しい本。少し読んだまま、なかなか手が伸びずに、ほぼ新品。

本の仕分けをしていて、必ず迷うところは出てくるでしょう。買った当時には新鮮に感じた、夢中だった本でも、今現在の自分がまだその時と変わらない状況、心境なのか?懐かしいと同時に、違和感を感じるものもあるでしょう。若い頃に買った、当時、画期的と世間を騒がせた自己啓発本。  しかし、今見てみると、わかっていることばかりで薄っぺらに感じたり、または現在の常識からは外れているなど、今のあなたの眼で見返して、必要なのかを見極めてみてください。

《とっておきたい、大切な本》
・何度読み返しても色褪せない、自分の一部となっているような、お気に入り。
・今まで参考にしていた、これからも参考にしたい内容。
・これからも生活や仕事などに必要。

とっておきたい本の仕分けは、不要と判断する仕分けと比べれば、比較的簡単ですね。もともと興味があって、好きで買ったものが殆どでしょうから。その中でも、何度読み返しても入り込める、感動が色褪せない、笑いのポイントが心地良い、落ち込んだ時に励まされる…など、もはや自分の中で殿堂入りしている「好きな」「必要な」本はとっておきましょう。

選んだら、本棚の近くに寄せます。のちに本棚に収納するため、近い方が便利だからです。

本日の仕分け作業は1日で終わらなくても大丈夫です。
明日も仕分けの日として1日とっています。

 

【4日目】仕分ける~part2

仕分けを始めて2日目、昨日に引き続き仕分けをします。
やることは変わらないのですが、仕分けをスムーズに進めるために、ここでは本に対する気持ちに焦点を当ててお話をさせてもらいます。

本の仕分けは処分するための作業でもあるので、何となく罪悪感のような重い気分もありますよね。
沢山ある本を見て手が動かなくなったら、アップテンポな音楽や、元気な雰囲気のラジオなどかけて、動きを意識した空間にしてみると、やる気もアップしてきます。テレビは集中力を持っていかれるので危険です。消しておきましょう。
さらにガムを噛みながら作業をすると、頭もシャキッとします。ずっと仕分けを進めていくと、勢いもついてきます。勢いづくと、少し迷っても、片付けを重視して、処分!処分!とスッキリ減らす方向へ向かえます。

ただ、処分したら後悔しないか?という、その本がないことによって「困りたくない」「損をしたくない」という気持ちが出てくる時もあります。私もたくさん迷った経験がありますが、もう処分しようかと気持ちが傾いている本は、頭の中ではだいたい卒業しているので、後悔は滅多にありません。私が実感するのは、本は、初めて読んだときが一番印象に残っており、その印象に残った大事な部分は、読んだ瞬間に頭に蓄えられて自分の糧になっているので(イメージです)実は、そんなに本をとっておかなくても困らないということが殆どです。難しい勉強や仕事の本は、私の場合、なかなか瞬間的にはインプットされにくいので、必要ならとっておきます。

手元にとっておきたいと思える本は、大きく分けると「何度も読みたい愛着」と、「参考にしたい実用」です。
仕分けをしていると「この本の、この言葉が凄く良い!参考になる!」という箇所や、雑誌の記事で、参考にしたいページが少しだけあって、処分には躊躇する、というような場合は、その部分だけをスキャナーがあればデータ化をする、またはスマートフォンや携帯電話で写真を撮ると、手っ取り早く保存しておけます。他に、私が行っているのは、自分にとっての名言を見たり、聞いたりしたときには、スマートフォンのメモアプリに名言集として、入力して保存しておきます。時々、暇なときに開いてみると、「こんな言葉に響いていた気持ちがあったな!」とドキッとさせられて良い刺激になります。

雑誌の切り抜きは、きちんと管理できる人は良いのですが、何枚もダラダラと切り取って、クリアファイルにとりあえず入れる、などしていると、それも見ないまま謎のファイルとしてだいぶ経ってから発見されることも多いので、あまりおススメはしません。コルクボードや冷蔵庫などに貼れる大きさのものなら、忘れないうちにポンポン貼っておくと、毎日見られて、お気に入りの記事も生きて、自分なりに消化すれば捨てていく。そうした「残す作業」の後には、心置きなく処分できる本もいくつか出てくるはずです。

~本との縁・再会~

私は、高校生の頃に一番のお気に入りだったコミックがありましたが、セリフを覚えるほどしつこく読み込んでボロボロになり、20代の頃にそろそろ寿命か…と捨てたのですが、十数年経った頃に無性に読みたくなり、ネットで探したら、きれいな中古で全巻揃って安く買え、今では我が家の本棚で、殿堂入りを果たしています。

ちなみに私の夫は、数年前にゴルフのハウツー本を古本屋で買い取ってもらいましたが、1年も経たないうちに「俺に合った良い本を買ってきたんだよ!○○で○○なところがさあ…」と喜んで見せてくれたのは、なんと自分で売りに出した本でした。夫が売った本その物、という確証はないのですが、私は見覚えと、この本の良さとやらを聞いた覚えがあり「これ、前に売った本だよね!?」「そういえば…」という、とぼけた会話が繰り広げられたのでした。一度目はあまり読む時間がなくて売ってしまったそうですが、二度目に手に入れたときには、さすがにまじめに読んでいました。

一度手放した本でも、今求めている本は、何かしらの形で再会することもある、というエピソードです。
また欲しくなったら手に入れれば良い、という気構えも持っていると、仕分けする心も軽くなります。


以上です。

残りは以下のようなことが記載されています。

【5日目】どう処分するか考える~下調べ

【6日目】処分をする~実行

【7日目】本を収納する


続きが読みたい方はこちらから

 


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