人生が開花する日本流成功哲学を著者の冨嶽百太郎先生に2分で読めるようにまとめていただきました。時間のない方もご利用ください。
Contents
人生が開花する日本流成功哲学。
本書では、佐藤一斎から大塩平八郎、西郷隆盛、頭山満、中村天風、稲盛和夫まで約250年間の私淑、師事の流れを「日本流成功哲学」と呼ぶ。
1.「自分を尊重し信じる!」(西郷隆盛が佐藤一斎に学んだこと)
幕末の儒学者・佐藤一斎、その著書『言志録』にこうある。
「士たるものは、自分を信じてひとりで立つことを貴ぶ。権力者や金持ちの下につくような考えを起こしてはいけない。」
明治維新最大の功労者、西郷がいた薩摩藩では組織の歯車であることを求められた。
しかし、自己実現するには個人であらねばならない。
それには、自分を信じることが肝要である。
西郷は一斎から、「自分を尊重し信じる」ことを学んだ。
2.「心の命ずるままに生きる!」(西郷隆盛が大塩中斎に学んだこと)
「大塩平八郎の乱」で知られる大塩は思想家であった。
彼は「太虚」こそが、人生を開花させ成功させる真髄だという。
この「太虚」とは「澄んだ青空のような大きな心」といってもよい。それを得る方法として彼が考えたのが「良知を致す」である。
「良知」とは、直感やインスピレーションともいえる。言葉を変えれば、頭=自我で考えるのでなく「ハートに従え」。
「心の命ずるまま」に生きることを西郷は大塩から学んだ。
3.「天を相手にして生きる!」(頭山満が西郷隆盛に学んだこと)
「人を相手にせず、天を相手にせよ」とは西郷の言葉だ。
彼に学んだアジア主義者の巨頭、頭山はこんなことを言っている。
「人間には誰にでも、天から受けて来た使命がある。百千万人が百千万人とも、みんなその顔が違っているように、みんな千差万別の使命がある。それが人間の天職で、その天職を行うまでの話だ。」
天を相手にして生きなさい。そうすれば天は守ってくれる。そう言っているのだ。
4.「一人でいても淋しくない人間になれ!」(中村天風が頭山満に学んだこと)
頭山の本質は「求道者」である。
「求道者」とは、「道を求める人」であり、「真理を求めて修業する人」だ。
「求道者」は「ひとり」でなくてはならない。
頭山は若者たちに「一人でいても淋しくない人間となれ」と説いた。その影響を受け、哲学者となったのが天風である。
彼は後に、ヨガの聖人カリアッパに出会い、大悟する。そして、多くの人を導く。その礎となったのが頭山の教えだったのだ。
5.「潜在意識に届くほど強く思う!」(稲盛和夫が中村天風に学んだこと)
大経営者、稲盛がまだ若い頃、後に経営の神様と呼ばれるようになった松下の講演会で、彼の「思わなあきまへん」という言葉に感銘を受けた。
数年後、稲盛は経営に悩む中で、中村天風著の『研心抄』に出会った。真剣に読み「潜在意識にまで透徹するほどの強い持続した願望、熱意によって」という文章に「これだな!」と思う。
実は、松下幸之助はかつて中村天風に直接教えを受けていた。
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