半分無料公開中!毎朝読むだけ。仕事を倍速化する教科書。残業ゼロを実現する業務改善術。 

半分無料公開中!毎朝読むだけ。仕事を倍速化する教科書。残業ゼロを実現する業務改善術。

まえがき

 

仕事をスピードアップするためのノウハウ本は、世の中にたくさんある。実際に、それを実行すれば、業務スピードは飛躍的にあがるだろう。
ただ、継続するのが難しい。読んだ直後は、そのノウハウをしっかりと使うのだが、一週間もすると忘れてしまって、元通りの残業生活に戻ってしまう。
「ああ、自分は持続性のないグズだ」
そんなことは思わなくていい。実際には、誰しも同じような経験がある。そこにはメカニズムがある。
効率アップのノウハウ書は、その瞬間、業務スピードを上げる工夫は書いてあるのだが、それを継続する方法には無頓着なのだ。
本書は、逆に時間を継続して節約することを中心にアプローチをした。
一週間、毎日2時間効率化するよりも、1年間、毎日30分時間を節約することに注目した。
ポイントは、「スピードアップリスト」にある。
このあとに掲載した、スピードアップリストを毎朝読んでもらう。仕事を速く行うコツと考え方が詰まっている。それを繰り返し読むことによって、意識を変える。意識が変われば行動が変わる。行動が変われば結果が変わる。
もちろん、仕事を素早く終わらせるためのリストだ。これを読むのに時間がかかってしまっては意味がない。
「スピードアップリスト」は一分で読めるようになっている。毎朝読んでもまったく負担にならない。
本書の構成は、まず「スピードアップリスト」からはじまる。リストは13項目ある。次のパートでは、その項目の意味を一つずつ説明する。意味を理解して読むから効果があるので、すべて目を通してほしい。大丈夫。すべて読んでも10分程度で読み終わる。そして、一度全てを読んだあとは、毎朝、「スピードアップリスト」だけ読み返せばいい。テーマの意味を忘れてしまったりしたら、そのテーマだけ意味を確認する。
毎朝、毎朝、「スピードアップリスト」を読んで、自分にすり込んでいく。
電車のなかでは無理だが、声を出して読んだほうがすり込み効果は高い。
では、まず「スピードアップリスト」を紹介しよう。

「スピードアップリスト」
1、生活のリズムを整える
2、タイマーを利用する
3、一日一個だけ大事なことをやる
4、会議を増やすときは本当に慎重に
5、仕事の終わりに明日のスケジュールを作る
6、やらなければいけないことを簡単に増やさない
7、一番重要なことを終わらせたら次は締め切りが短いもの
8、部下に任せる
9、マニュアル化
10、業務の棚卸し
11、意味のないルーチンワークをつまみ出す
12、隙間時間を使う
13、予定通り進まなくても嫌にならない
次のパートでは、項目の意味を一つずつ説明しよう。

1、生活のリズムを整える
早寝早起きが一番いいが、そうでなくてもいい。ただ、十分な睡眠時間をとることだ。しかも決まった時間に寝て決まった時間に起きるのが重要だ。
これによって「ボー」っと、している時間を減らす狙いがある。
寝不足や、不規則な生活サイクルによる集中力の低下は仕事のスピードと質を落とす。集中力の低下はミスを招く。ミスに対応するのは時間がかかる。そうなると残業が増える。睡眠時間が減る。またミスが増える。悪循環だ。
決まった時間に寝る。決まった時間に起きる。必要な睡眠を取る。
休みの日になると、起きられない人は、生活のサイクルが乱れているか、普段からとっている睡眠が足りていないかのどちらかだから、改善の余地がある。
土日もスッキリと同じ時間に起きられるようなら、いい状態だ。仕事でも最高の効率が出せる。

2、タイマーを利用する。
仕事を始めるまえに終了目標時間を設定しよう。
「この業務は2時間で終わらせる。」とか、
「この作業は1個1分だから、50個で50分で終わらせる。」とか、
そんなふうに時間を区切ってタイムアタックをする。
実は、時間を区切るだけで作業は少し速くなる。あまり焦って行うと失敗するので、極端なタイムアタックはオススメしないが、時間を計れば速くなるのは間違いない。携帯電話、スマートフォンの機能でもいい。徹底している人は、専用のストップウオッチを用意している場合もある。
また、もう一つ効果がある。どんな業務でも時間を計ることにより、業務に必要な時間を見積もる能力が高まる。この業務は、多分30分くらいで終わるだろう。これは1時間かかるだろう。そういったことがわかるようになるから、業務の段取りが組みやすくなる。

3、一日一個だけ大事なことをやる
仕事のなかで本当に大切なことは終わっていなければ、必ず残業しなければいけなくなるだろう。そこで、本当に大事なことだけに集中するのだ。
今日は、これだけをできたらいい。そう自分で決めてしまう。それは午前中から取り掛かる。もちろん、時間があまったらほかの業務もやるのだが、まずは、一番重要な一つをクリアする。毎日これを行うと、週に5個。月に二十数個の業務をクリアできる。たいていの目標はこれで達成できる。
これをやってやりきれないのなら、計画に問題があると考えてもいい。
実は、人間はやるべきことが多すぎると、どれもできなくなってしまうのだ。目標が5個を超えると、一つも達成できなくなるという研究結果もある。
毎朝、今日はこれだけは絶対にやる。そう決めて仕事に取りかかる。ほかのはできなくても明日に回せばいい。

4、会議を増やすときは本当に慎重に
とにかく会議は時間食い虫だ。会議が増えれば必ず残業が増える。
もちろん、会議をやるから方針が決まって、間違った行動を続けないで済むようになる部分もある。ただ、それでも、本当に必要な会議は少ない。経営幹部が朝から晩まで会議をしていて捕まらないような会社はダメだ。
会議にはお客様は参加していない。お客様のいないところで、それほど時間を使っていてはビジネスは、まず間違いなく成功しない。
会議を減らす方法をいくつか考えてみよう。
ランチミーティングを活用する。昼食を取りながら会議を兼ねるのだ。1日1回はランチを取るのだから、1日1個会議を減らすことができる。会議室で弁当を食べながらやってもいい。
立ち話を活用する。いちいち会議室に移動しないで、その場で話して決める。これで解決することも多いはずだ。
メーリングリストを使う。メールやSNSを活用して、関係者で意見交換できるようにする。それで決まれば会議は必要ない。
会議の時間を計算してみよう。週に5時間も6時間も会議に費やしている人がいるのではないか?
半分にすれば、週に2時間、3時間節約できる。1日で計算すれば30分程度残業が減る計算だ。あるいは、その分、生産的な仕事ができる。

 


以上、ここまでで半分終了です。

本書でこのあとに書かれているのは以下となります。

5、仕事の終わりに明日のスケジュールを作る
6、やらなければいけないことを簡単に増やさない
7、一番重要なことを終わらせたら次は締め切りが短いもの
8、部下に任せる
9、マニュアル化
10、業務の棚卸し
11、意味のないルーチンワークをつまみ出す
12、隙間時間を使う
13、予定通り進まなくても嫌にならない


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