タイトル
迫る大学の二〇一八年問題10分で読めるシリーズ
著者名
高田泰,MBビジネス研究班
発売日
2016/08/13
概要
さっと読めるミニ書籍です（文章量9,000文字以上 10,000文字未満（10分で読めるシリーズ）=紙の書籍の18ページ程度）
【書籍説明】
「大学の二〇一八年問題」という言葉をご存知だろうか。
現在、ほぼ横ばいで推移している日本の十八歳人口が二〇一八年から、再び急激な減少に転じることを意味する。
十八歳人口は戦後のベビーブームで生まれた団塊の世代が十八歳に達した一九六六年にピークを迎えたあと、減少に転じたが、
大学進学率が伸び続けたため、逆に大学数は増えてきた。
しかし二〇一八年以降、大幅に十八歳人口が減れば、多くの大学が経営危機を迎えかねない。
二〇〇〇年代に入り、地方を中心に私立大学の廃校、募集停止が相次いでいる。
定員割れから経営ピンチに陥る大学も後を絶たない。
経営危機の地方大学の中には、地方自治体に救いを求め、公立化を目指すところが目立ってきた。
文部科学省も私立大の統廃合を視野に入れ、私立大のあり方を考える有識者会議を設立、対応検討に入っている。
人口減少と少子高齢化という社会構造の変化から、大学淘汰の時代が始まろうとしているわけだ。
岐路に立たされた日本の大学はどうなるのだろうか。
【目次】
手放しで喜べない私立大の公立化
山口東京理科大もギブアップして公立化
既に七校が公立化、救済を求めるところも続々と
公立化が無理なら待っているのは閉校
相次ぐ私立大の閉校、吸収合併
私立大の四割、短大の六割が定員割れ
経営規模の縮小はやむを得ない措置
十八歳人口のピークは高度成長期の一九六六年
一部のブランド私立大が志願者を独占
追い込まれた地方にとり、大学が頼みの綱
文科省が私立大のあり方を見直す有識者会議設立
補助金不交付基準の厳格化もスタート
地方創生関係学部、学科の新設がブームに
文科省が大学を魅力ある存在に変える事業に着手
【著者紹介】
高田泰（タカダタイ）
一九五九年、徳島県生まれ。関西学院大学卒業。
地方新聞社で文化部、社会部、政経部記者を歴任したあと、編集委員を務め、年間企画記事、こども新聞などを担当した。
二〇一五年から独立し、ウェブニュースサイトなどでフリージャーナリストして活動している。
徳島県在住。
関連記事
過疎化が進行する地元を救うことはできないのか？ちょっとオタクな、お坊さんが考えたこと。 
限界マンション。下手をするとマンションが原因の老後破産になりかねない。 
日本が政治不信から抜け出す７つの方法 
新聞記事に学ぶ文章の書き方。新聞に隠された「魔法」で、伝える力は確実に上達する。 
体質変わらぬ国と自治体、このままでは地方創生は失敗する。 
選挙なんて気軽に行けばいい。選挙制度を知ろう。選挙って行かなきゃいけないの？ 
田舎での上手な賃貸住宅の選びかた「空き家活用のススメ」田舎暮らしの物件選びには、こんな方法もあるのか！ 
徳島から考える本当の豊かさって何？ 
徳島から考える地方創生。 
田舎モンになって幸せになったひとたち。田舎暮らし３つの成功事例。 
親子で学ぶ地球温暖化。みんなで原因と対策を考えてみよう。小学６年生でも読める温暖化。 
人口減少時代のマンション購入の注意点。近い将来資産価値が激減するマンションを見分ける方法を知りたいですか？ 
新聞記者が教える取材のテクニック。ブロガー、フリーライターでも参考になるネタを引き出す方法。 
フリーライター初心者の教科書。文章の書き方、裏の取り方、ネタの探し方、報酬相場やトラブルについて。 
新聞記者が教えるブログの書き方。ブログはニュース以上に切り口が命！ 
フリーライター初心者の教科書２ クライアントの見分け方。「高単価の仕事を探そう。成功の早道は？」 
新聞記者が教えるブロガーこそ新聞を読むべき理由。 
新聞記者が教えるリピーターを集めるブログの書き方。ブログの売り物はブロガー自身！ 
人口減少が加速する今、限界集落で何が起きているのか？ 
いつ来ても不思議でない連鎖する地震、古文書に見る恐るべき民話の真実。 
業界の秘密！買ってはいけないマンション。将来の販売価格は十分の一？新築マンションにも気をつけろ！ 
赤字覚悟の新幹線はこれ以上必要なのか？ 
ＩＣＴが過疎地を救う。ドローン、ＡＩ、配車アプリ、自動運転車、遠隔診療、変わりつつある田舎暮らし。 
新聞記者が教える、なぜブロガーこそ街へ出るべきなのか？地域ブログの書き方。